BLにおけるおちんちん

※本記事は おちんちんAdvent Calendar 2023 に参加しています。

 

 

□ごあいさつ

 初めまして。てふ(@tef102) と申します。
 
 今回のアドベントカレンダーの執筆依頼を頂いたとき、
 「折角だから男性が目にすることが少ないおちんちんについて書きたいな」
 と思いましたので、この記事では商業BL漫画におけるおちんちんの描写について紹介したいと思います。本当に股間周りの描写についてしか記述しませんので、BLという単語で苦手意識を抱かれた諸兄も安心してお読みください。
 ※性描写が過激な作品をたくさん読んできたわけではないため、間違ったことを書いていても寛大な心で受け流してください。
 

 

 

 商業BLと性器の修正について


 まず初めに、商業BL本というのは、同人誌ではなく出版社から街の本屋さんに流通している一次創作(オリジナルキャラクター)を扱ったBL要素のある書籍を指します。街の本屋さんで買えますが、しっかりとした濡れ場がある本がほとんどです。濡れ場がある、ということはおちんちんが露出するシーンがあります。
 しかし男性向けのエッチな漫画と違って誰でも手に取れる場所で売られているわけですから、しっかりおちんちんを隠さなければなりません。お馴染みの海苔修正(黒い長方形が被さっているアレ)では過激だと見なされてしまいます。
 そこで生み出されたのが下図の修正です。
 
 


(引用元:BL漫画 修正&収録情報@電子書籍wiki

 

◆オールドスタイル(上段)

 今時の紙書籍ではあまり見ません(おちんちんが見えてしまうので)。かろうじてグシャグシャ消しだけ見かける程度です。
 電子書籍だと大人向けになっているからか海苔修正も見かけます。
 ホタル修正はおちんちんに巨大なデキモノができているみたいに見えるので結構キモいです。
 


◆ニュースタイル(中段)


 暗めのトーンでおちんちんを隠すスタイルです。近年まではわりと見かけました。これもおちんちんの形がわかってしまうことから廃れてきている気がします。玉まで暗くなっているのでそういうカバーをつけている人みたいになってなかなかシュールです。
 

 


◆メインストリーム(下段)


 おちんちんの形がわかりにくいので主に紙書籍ではこの3つのどれかであることが多いです。一番多いのはライトセーバースタイルだと思います。これはもうおちんちんを隠したい出版側と修正を濃くしないで欲しい読者側が妥協し合った結果生まれたとしか思えないです。
 個人的には濡れ場になった途端股間が発光するのは面白すぎて集中できないのでもうシーツとか被ってほしいと常々思いながら読んでいます。
 

 

 いかがでしたか?

 普段エロシーンに描かれているおちんちんにも様々な修正の仕方があることがわかったと思います。
 皆様の好奇心が少しでも満たされたなら幸いです。
 ではまた!

 

 

 

1/15(日)文学フリマ京都新刊サンプル

 私は趣味でパチンコ・パチスロを遊んでいる。昔は本気で一玉四円、一枚二十円の世界で何万円も勝った負けたをやっていたが、時世の流れにともなうパチンコやパチスロ台の変化についていけず、今は一玉一円、一枚五円の低レートを楽しんでいる。
 ということをギャンブルに馴染みのない人に話したら、たいてい「パチンコ屋ってすごくうるさいんでしょ?」と返される。
 確かにパチンコ屋はすごくうるさい。なのでパチンコ屋にいる人間は耳栓をしていることが多い。私の上着やカバンのポケットなんて、だいたい耳栓が入っている。
 入店してから耳栓を忘れたことに気づいたら、そのまま席を立って帰宅するくらいにはやる気になれない。耳栓をしないまま遊技を続けていたら、確実に体調に異常をきたす。大きな音がもたらす健康被害をナメてはいけない。
 最近ではノイズキャンセリング機能つきのワイヤレスイヤホンをつけている人も見かける。耳栓に比べると心もとないような気がするが、高価格帯のイヤホンだとパチンコ屋の騒音もカットしてくれるほどに性能がいいらしい。
 ワイヤレスイヤホンのいいところはもう一つあって、スマホの音を聞けるという点がある。

 

(……)

 

 パチンコの台にはだいたいボタンがついている。このボタンというのは遊技中に演出として押すもので、機械の操作や肝要な装置ではなく、あくまでも遊技の演出を楽しむ要素として備え付けられているものだ。
 最近の台になるとレバーが一体化したかたちに進化しており、レバーを引いたり押し込んだりする動作が関わる演出がボタンを押す動作よりも期待度が高いとされている。
 近年のパチンコ台のトレンドワードとして「レバブル」という言葉がある。文字通り「レバーがブルブルする」を縮めて「レバブル」と呼ばれている言葉で、遊技中様々なタイミングでレバーが振動することで大当たりの期待度が跳ね上がるという共通認識がある。パチンコ台本体の機能で「大当たりする回転の時は高確率でレバブル機能が作動する」というものまで備え付けられるほどにパチンコユーザーのレバブル人気は高い。
 なぜここまでレバブルが市民権を得たのかというと、最近のパチンコ台は演出が過剰になってしまったところが大きい。期待度が低い演出でも、大きな音や激しい光で当たりを思わせるようなつくりになっているため、打ち手側が白けてしまっている部分がある。
 そこで演出としてレバブルが加わり、演出自体にメリハリが生まれる。

 

1月15日 日曜日 文学フリマ京都(京都市勧業会館「みやこめっせ」内)

入場無料

こ-03 1冊100円にて販売します!